CEOメッセージ

価値ある豊かさの創造

 株主・投資家の皆さまには、ご支援、ご愛顧を心より感謝申し上げます。
 2018年度は、12年にわたるファンド株主体制が終了し、皆さまと歩み始めた最初の年となりました。2020年以降のフードサービス淘汰の時代を迎えるにあたり、継続的なお客様の支持をいただくために、「店舗と従業員への投資」を最優先し、着実に実行してまいりました。
 世界の経済環境の変化は依然大きく、2019年10月に予定されている消費税増税、2020年東京オリンピック・パラリンピック後の経済環境は先行き不透明といえます。人件費などのコスト上昇は今後も継続し、外食を取り巻く環境は厳しさが増していくとともに、消費者のライフスタイルや選択眼はますます高度化し、マーケットは刻々と変化していくと考えております。
 このような社会の変化に素早く対応するために、2018年12月、社内新組織としてIT本部を設立しました。今後この新組織を中心に、デジタルとITを駆使した、お客様満足度の向上と従業員の生産性向上を強力に推進し、外食業界屈指のデジタル先進企業を目指します。
 お客様のご注文をお受けする際のシステムの改善や多様化するお支払い手段への対応などを充実させ、店舗運営力の向上を通じ、お客様へのサービス向上を実現します。また、タブレット型端末を活用したデジタル・メニューブックの導入も進めます。さらには、高成長を続ける宅配事業拡大のためのシステム強化、およびデジタル販促のためのシステム強化にも取り組んでまいります。
 競争が激しさを増す外食市場において競争優位性を維持し、人件費を始めとするコスト上昇に対応するためには、店舗のみならず会社全体で生産性を向上させることが不可欠です。今後、デジタルやITの活用を通じて、店舗・本部・セントラルキッチンにおける従業員の生産性向上を進めてまいります。
 また、お客様に支持されるレストランであり続けるためには、私たちが率先して健康な身体づくりを体現していけるよう努め、お客様への安心・安全責任と地域社会への貢献を果たす必要があると考えております。これまでに、店舗の営業時間や年末年始の店舗営業の見直しなど、従業員の職場環境改善に取り組んでまいりました。2019年はこれをさらに前進させ、従業員が心身ともに健康で活き活きと働ける環境づくりとして、全社禁煙運動、健康診断の100%受診や受診後の健康管理、BMI改善、有給休暇取得率向上のさらなる推進を図ります。
 当社は、将来の事業展開と企業価値の向上に向けた設備投資等に備えて内部留保を確保しつつ、株主の皆様に継続的な配当を実施していくことを基本方針としております。
 2019年12月期の配当につきましては、将来の成長のための投資等を勘案し調整後当期利益ベースで約30%の連結配当性向を目標として、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行う方針とさせていただくこととし、1株当たり年間19円(うち中間配当9円)を予定しております。
 今後も当社株式への投資の魅力を高めることで、皆さまに当社をより一層ご理解いただき、継続的なご支援を賜るよう一層の努力をしてまいります。

  

 株主の皆さまにおかれましては、今後とも一層のご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

     

株式会社すかいらーくホールディングス 代表取締役会長兼社長 谷 真