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CEOメッセージ

経営理念価値ある豊かさの創造

株式会社すかいらーく 代表取締役社長 谷 真株式会社すかいらーく
代表取締役社長
谷 真

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2017年度は、皆さまご承知のとおり、株主構成に大きな変更がございました。2006年6月、野村プリンシパル・ファイナンスとともにMBOを実施し、上場廃止の上、経営再建に取り組んでまいりました。2011年以降はベインキャピタルの出資を受け、さらなる改革を進めてまいりましたが、2017年11月にベインキャピタルが当社の全株式を売却し、11年間にわたるファンド株主のサポートは終了することになりました。

株主・投資家の皆さまには、これまでのご支援、ご愛顧を心より感謝申し上げます。

現在、世界の経済環境の変化は大きく、その速度もますます加速しています。日本もまた、時代の節目を迎え、経済環境や人口動態、消費動向も変化しており、外食を取り巻く環境も厳しさが増していくと考えられます。2019年には消費増税が予定されており、外食は軽減税率の適用対象外となることが予想され、また、2020年には東京五輪・パラリンピックが大きな経済効果をもたらすことが見込まれますが、その後の市場は先行き不透明といえます。

このような環境変化に素早く対応するために、これまで当社では、新業態の開発やリモデル(時代に即した店舗デザインへの刷新)を実施するなど、成長のための基盤を強化してまいりました。お客様のニーズにお応えし今後の新規出店や業態転換戦略に寄与する新業態の開発に積極的に取り組み、2017年にはハワイアンレストラン「La Ohana」、から揚げ専門店「から好し」をオープンし、現在、順調に出店契約が進行しています。また、お客様のライフスタイルの変化に伴い宴会・会食需要が高まる中、和食業態である藍屋・夢庵のリモデルを実施し、メニューの品ぞろえの強化を進めています。さらに、女性の社会進出や高齢者、単身世帯の増加に伴い需要が高まっている宅配ビジネスにおいては、多業態エリア共同配送の実験も開始し予想以上の成果を上げております。このようなさまざまな取組みの結果、当社は、営業利益率8%の業界トップクラスの高い収益性、高いキャッシュ創出力を有しています。

2018年から2020年は今後の成長を左右するたいへん重要な期間となります。今後も安定した増収増益を果たしつつ、お客様に支持されるレストランであり続けるために、店舗環境の整備および従業員の働き方改革を伴う仕事の効率化(生産性向上)にしっかりと投資する必要があると考えております。お客様にご支持いただける店舗づくりのためには、お客様に最高の店舗体験をしていただくことが不可欠です。2018年は200店規模でリモデルを実施することに加え、修繕が必要な設備、食器、従業員のユニフォーム、従業員の教育・研修など、より踏み込んだ投資を行います。一店一店の運営状況を改善することがお客様の満足度につながり、ひいては当社の成長につながると確信しています。また2017年~2019年に出店加速の計画を掲げた新規出店は、初年度である2017年に97店に達し、2018年も約100店を見込んでおります。

当社の株主還元は、調整後当期利益ベースで40%の配当性向を目標とし、株主の皆さまに継続的な配当を実施していくことを基本方針としております。この方針のもと、当期期末1株当たり配当金は22円(年間合計38円)といたしました。また、株主優待制度についても株主還元策の一環として、引き続き実施していく所存です。

今後も当社株式への投資の魅力を高めることで、皆さまに当社をより一層ご理解いただき、継続的なご支援を賜るよう一層の努力をしてまいります。

株主の皆さまにおかれましては、今後とも一層のご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。